薪カフェ二期工事、再開。

7月末に壁の下地まで作り、一旦終了した工事でしたが、その間、世田谷区の空き家等地域貢献事業のモデルに申請し、公開審査会で冷や汗をかいたものの、モデル事業に採択され、その後、正式に交付申請書類を作成して提出したところ、10月28日付で区長印が押された交付決定通知が届きました。

 

この通知が届いた後、今度は区役所にどこの施工業者で、工期はどれくらいかかるか、という業者決定通知書と契約書の写しを提出しないと工事の再開ができません。

施工業者さんと、10月29日付の契約書を取り交わし、本日、区役所に出向いて書類を提出してきました。役所は何かと書類の提出が多くて大変です。

 

さて、そういうことで、いよいよ今日から二期工事がスタートしました。

再開1日目は、厨房の天井貼りや床の嵩上げなどの改装と、7月に店舗部分の天井に張り付けた板の木ねじを隠すための竿縁の塗装などが行われました。

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二期工事は暮れまでの予定です。今後、厨房機器なども入ってきてお店らしくなっていくことでしょう。その後、ぬり壁の体験ワークショップや、薪ストーブの魅力や里山の現状を考えるワークショップなども開催する予定です。

 

ブログも本日より再開です。どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

世田谷らしい空き家・空き部屋等の地域貢献活用モデル 公開審査会

世田谷区では、区内にある空き家等(空き家、空き室、空き部屋)を地域資源として有効活用することで、地域コミュニティの活性化や再生を目指しています。

そこで、空き家、空き部屋等を活用し、地域課題の解決や地域にプラスアルファとなり価値の創造を生み出すことを応援する「空き家等の地域貢献活用企画」のモデル事業を毎年公募しています。

モデルに選ばれると、企画実現に向けた初期整備費用として、改修工事費等に1モデル最大200万円(耐震補強工事の場合はさらに100万円)まで助成金が交付されます。

 

空き家等地域貢献活用相談窓口|市民まちづくりの支援|トラストまちづくり事業|一般財団法人世田谷トラストまちづくり

 

今回、私たちが進める薪カフェプロジェクトでは、世田谷と里山の自然を守り育むとともに、新たな地域コミュニティの創出を図るカフェにしようと企画していることから、改装費の一部を軽減できることもあり、モデルに申請しました。

 

申請にあたり、6月頃から担当窓口の世田谷トラストまちづくりに伺い、職員との相談から始まり、申請書類の書き方のレクチャー、我が家が建築基準法に違反してないかといった現地調査、仮提出した申請書類の書き直しを何度か経て、応募締切日の8月17日に何とか提出しました。書類提出し、ほっと一息と思っていたら、9月11日に行われる公開審査会用のパワーポイントを8月中に作成し、一度チェックしたいと言われて、休む間もなくプレゼン用パワポを作り、8月末に窓口に持参してチェックされ、そこで指摘された修正箇所を直して何とか公開審査会まで準備を整えることができました。

 

そしていよいよ、9月11日の日曜日、申請されたモデル企画についての公開審査会が三軒茶屋キャロットタワーにある、生活工房にて開催されました。

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この助成金は最大600万円までの予算で、1団体200万円までと言っても、応募件数が多く、審査に受かった団体が多い場合折半ということ。情報では結構な団体数が申請の相談に来ていると聞いていたので、審査が受かっても200万円は厳しいかなと思っていたら、最終的に応募した団体は、自分のところを含め、2団体。世田谷区もモデル事業を進めたいだろうし、何度も窓口で相談し、担当者の感覚で審査が通るレベルまでは書類の完成度が上がったみたいだし、パワポもストーリー性もあるし、アニメーションをふんだんに、効果的に作っているから、視聴的にもインパクトはあるし、これはイケル!楽勝!と審査会が始めるまでは楽観していました。

 

公開審査が始まり、自分たちは2番目だったので、1番目の団体のプレゼンを聞いておりましたら、かなりパワーポイントも作りこんでいて、2名の方が交代しながら企画説明をし、しかも台本まで作って、審査委員や会場の参加者に語り掛ける演出もあり、今日まで何度もプレゼンのリハーサルを行ってきたんだろうと想像もされ、圧倒されてしまいました。企画内容もよく練られていて、プレゼン後の審査委員の質問も評価が高いなかでの質問でした。

 

一方、自分は台本も作ってないし、プレゼンのリハーサルもしてないし、、、。1番目の団体の企画内容からしたら、とても稚拙ではないか!!と、楽観していた状況から、こりゃマズい!と一気に余裕が消え失せ、自信もガラガラと崩れてしまいました。

 

そんな状態のなか、いよいよ自分たちの番が。2名の仲間が自分の後ろに立って応援して頂きましたが、狼狽しているため審査委員の堅い表情に圧倒されて緊張度がマックスに達していました。何とか笑顔を取り繕いつつ話をしていたら、予定時間の8分があっという間に来て最後は端折るようになってしまいました。

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プレゼン後の審査委員の質問も、企画の具体性が見えないなど、厳しい質問が相次ぎ、しどろもどろに答えつつ、応援に立って頂いている仲間のフォローにも助けられ、何とか終了となりました。

 

ここで、1度休憩が入り、いよいよ公開審査の発表です。

 

審査基準は、「継続性」、「地域貢献度」、「モデル性」、「費用対効果」を見て評価されます。合格するには、4名の審査委員の過半数の票を得ることが条件です。昨年度までは5名の審査委員だったそうですが、今回は4名。同じ3票でも、昨年度より厳しさが増していました。

 

それぞれの評価基準について、団体ごとに各審査委員が講評されました。案の定、1組目の団体はどの基準も高評価。聞いていて、こりゃ落ちたなと諦めムードが漂っていましたが、自分たちの企画については、厳しいことも言われましたが、期待度はあると評価されているような気が少しだけしました。

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さて、それぞれの評価が終わり、投票となりました。半ば諦めていたのですが、もしかしたらと、一縷の望みをかけ、心の中で拝んでいたら、1組目の団体はもちろんでしたが、自分たちも何とか満票を頂くことができました。会場にいた参加者も、きっと驚いたのではなかったでしょうか。

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いや~、さすがに嬉しさが心の奥から湧き出してきました。

今日までの準備の苦労も報われました。

多分、地域コミュニティづくりのテーマとしては、1組目の団体もそうですが、「子育て」、「高齢者」、「介護」などといった福祉的な分野が多くを占めるなか、「環境」という今まで申請が無かったテーマが新鮮さと期待感を得ることに繋がったと思われます。

最後に、採択された各団体から一言今後の抱負を言って終了となりました。

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はじめは自宅でカフェでも、という単純な発想だったところから、どうせやるなら、次世代を担う子どもたちに自然の大切さを教えたり、地域に密着してコミュニティづくりをしようという風に、どんどん発展し、いつの間にか世田谷区も期待している事業となってきました。

 

本当の意味では、これからが大変です。

気を引き締め、多くの人に期待して頂けるような運営をしていきたいと思います。

まずは、審査会で指摘されたことを再考し、実現化させていくところから始めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

都市に緑を増やす

薪カフェは、都会で自然エネルギーカーボンニュートラルな薪を使う暮らしを広めることで、里山を守ることを推進することと、地域のコミュニティを育むことを目的としています。

 

そこで、ガレージを改修し、そこにコミュニティ・ガーデンを作ることを計画しています。また、ガーデンを作ることにより、減少の一途をたどる世田谷の緑に対し、少しでも緑を増やす取り組みを進めていきたいと思っています。

 

改修は、左側のブロック塀を壊すのと、ガレージだったところのコンクリートをはがし、新しい土を入れ、お店の出入り口までに浸透性舗装材でアプローチを作ったら、コミュニティガーデンづくりに関心のある方を募集し、皆でコンセプトやデザインを考え、植栽していく予定です。

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世田谷区では、緑を増やす施策として、ブロック塀を生垣に変えたり、新たに花壇を造成したり、木を植えたりしたとき、費用の一部を助成する制度があるので、今回のガーデづくりでも、花壇造成や木を植える際に助成してもらおうと考え、担当窓口に連絡しました。

早速、助成の条件に合致しているか、担当職員が我が家を調べにやってきました。

色々話を伺っていると、この助成制度は、1軒の家につき、生垣か花壇か、シンボルツリー、いずれか一つの造成しか助成できないということでした。しかも、助成は1度きりということ。自分としては、今回は花壇をつくり、シンボルツリーの木を植え、数年後、お金に余裕ができたらブロック塀を撤去して生垣に変えようと考えていたのですが、合わせ技は出来ず、一度きりしか助成しませんと言われてしまいました。

 

しかたなく、花壇造成か、シンボルツリーかどちらが得なんだろうと検討したのですが、シンボルツリーは高さ1.5m以上2.5m未満の木で12,000円まで、高さ2.5m以上の場合は24,000円までということですが、2.5m以上の木となると、植えた後の手入れに手間がかかるため、そんなに沢山は植えられないので、助成を受けても大した金額になりません。

 

一方、花壇の場合は、植えます縁石の造成費として1mあたり2,500円、植え込み地の造成費として1㎡6,000円以内、ブロック塀撤去は1mあたり5,000円を助成するということですが、今回は、左手のブロックを壊し、全体的に緑が見れるようにし、アプローチ以外は花壇にする予定なので、そこそこ助成を得られると思っていたら、ブロック塀部分の内側はすでに花壇になっているので不可、庇の下は対象外のため、2階のベランダ部分の張り出しが庇に該当するので不可と言われてしまいました。つまり、ガレージ全体の面積-アプローチの面積-ベランダ下部の面積=助成対象範囲ということで、計算すると助成金額はほんの少し。緑化助成制度の総額は25万円と聞いていたので、業者さんへの支払いの大きな助けになると思っていたのですが、まったく当てが外れてしまいました。

 

以前から、この助成制度の利用者は少なく、毎年予算が余っているということを知っていたのですが、今回、その理由がわかりました。今の制度では、緑を増やそうと思わせるインセンティブが全くありません。これっぽっちの助成金額で、しかも細かい条件があり、造成内容が違っても、助成は1軒につき1度きり。ブロックやフェンス、コンクリートのガレージにしていたほうが、メンテナンス費用も掛からないので、わざわざお金をかけて生垣や花壇に変えようとい気持は高まりません。本気で緑を増やす気があるのか?と疑いたくなってしまいます。

 

世田谷区は、区政100周年となる平成44年までに、区内のみどり率を33%までに増やす「世田谷みどり33」運動を推進しています。本気でみどりを増やしたいのなら、利用者が少ない理由を考え、制度を改定する努力に期待します。

 

 

コーヒー教室 初級編

台風9号が関東を襲撃した8月22日(月)、雨風もようやく収まった19時30分。

この日は、埼玉県で行っているツリーハウスづくり活動に時々参加いただいている、Oさんがお勤めされている、コンパスコーヒー九品仏店にて、コーヒー教室初級編が開催され、薪カフェオープンに向けて勉強しに参加してきました。

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Oさんは、埼玉の里山に来られた時、いつもコーヒーを淹れてくださるのですが、その味がなんとも美味しく、淹れ方次第でこんなに味が変わるのかと、驚いていたので、勉強できる機会があれば、ぜひ参加したいという念願が叶いました。

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指導はコンパスコーヒーのオーナーK氏。

初級編ということで、話はそこそこ、美味しいコーヒーの淹れ方の基本をお教えしますということで、まずは基本的なことのお話しとして、コーヒー豆の精製法について。

 

精製法は大きくは3つに分類され、赤いコーヒーの実を収穫後、外皮と果肉を取り払い、発酵させてヌルヌルした粘膜質の部分を水で洗い流し、乾燥させて脱穀する「ウォッシュド法」、収穫した豆をそのまま天日乾燥させる「ナチュラル法」、最近増えてきた、水でゴミや草を水路を通し、洗い流してから精製する、ウォッシュドとナチュラルの中間的な「セミウォッシュド法」があるそうです。

 

ウォッシュドは中南米やアジアなど、水が大量に使える地域で行われる精製法で、クリーンでフルーティな風味、ナチュラルは水があまり使えないアフリカ地域の精製法で、乾いたコクと香りの風味、セミウォッシュドはブラジルなどで行われ、独特な風味があるとのことで、一度に飲み比べしてみたいです。

 

続いて品種の話。主流はアラビカ種が占めていて、ブルボン、ティピカなどの亜種が人気です。そして、もう一つはカネフォーラ種ですが、こちらは独特な香りと渋みで、たまに飲むには良いけど、という感じだそうです。こちらも飲んだことがないので、一度は口にしたいと思いした。

 

さて、精製法と品種の話が終わり、いよいよ淹れ方の実技。

まずは、オーナーK氏のお手本。

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ドリッパーを温めるのと、紙のにおいを抑えるため、まずはペーパーフィルターを熱湯で濡らします。

ちなみに、ドリッパーは、真ん中に一大きな穴が空いている透過式のハリオを使用。

透過式は自分で味を調整できますが、カリタやメリタの浸透式は、誰が入れても一定の量を出すことができますが、味も調整することができないため、コーヒー好きは透過式を使用するとのこと。あれ?自分は今日まで、3つ穴のカリタを使って、ゆっくり注いでいました!!!

 

続いて、コーヒーをドリッパーに入れ、お湯を注いだ時に、コーヒーがドリッパー際にまで流れ出ないよう平らにします。このとき、ドリッパーをコンコンと叩いたりすると、フィルターが目詰まりを起こすので、絶対にしないで下さいとのこと。横にゆすって平らにします。10グラムの豆で130ミリリットルが一人前の量。

 

そして、いよいよ抽出。

まずは、真ん中あたりからゆっくりお湯を注ぎます。

新鮮な豆の曳きたては、ガスでプクッと膨らんできます。美味しさを引き出すために、蒸らしをしますが、あまり蒸らしに時間をかけると、苦みやエグミ、酸味が出るので、なるべく素早くすることが大切だそうです。

 

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蒸らしが終わったら真ん中からゆっくり、手首をかえさないよう回しながら注ぎ、ドリッパー際にコーヒーで土手を作り、後はその土手を壊さぬよう、500円玉くらいの大きさでコーヒーの泡が出るよう注ぎます。こうすることで、ドリッパー内でコーヒーが

対流します。また、お湯は白くさせないよう、お湯の入れる高さに気を付け、細く一定の量を、粉に対して直角にゆっくり注いでいくのがコツだそうです。

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お手本のコーヒーは、香り、コク、苦み、酸味がとてもマイルドに混じり合い、絶妙な味で、さす当たり前ですが、「美味しい!!」と思わず唸ってしまいました。

 

お手本見たら、いよいよ実習。

4人の受講生は2人組に分かれ、オーナーとお店の従業員の方がマンツーマンでついて見て頂きながら、順番にコーヒーを淹れてみます。

注目されているため緊張してしまい、なかなかうまく注げません。

いや、緊張しているだけでなく、そもそも姿勢や動作が出来ていないようです。

指導いただきながら、何とか淹れてみんなで味見。

同じ豆、同じお湯、同じ容器なのに、苦みやエグミなど、他の人とこんなに違うものかと、驚いてしまいました。苦みには、美味しい苦みと脂っぽい美味しくない苦味があって、上手く淹れないと脂っぽい苦みになってしまうそうです。

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一人2回ほど、淹れ方を指導いただき、終了となりましたが、1回目と2回目でも淹れ方が変わってしまい、コーヒーの難しさをただただ実感しました。

安定した美味しいコーヒーを淹れるのには、沢山の練習が必要です。

 

今回の授業で教わったポイントは、手首を返さないこと、粉に対して直角に淹れること、お湯は途切れることのないよう、細く一定の量を注ぐこと、お湯の注ぐ高さも気を付けること、お湯を注ぐとき、腰でなく、足で体を回すようにすること、ということ。今回は初級編ということで、基本的なレクチャーでしたが、中級編、上級編となると、より内容も深くなるそうで、腕を磨いて是非とも受講してみたいものです。

 

それにしても、コーヒーをこよなく愛するコンパスコーヒーのオーナーK氏。コーヒーにまつわる色んな話が飛び出て、1時間の授業も、気づくと30分以上オーバーして終了。何時間でもお話ししたいと仰られていましたが、自分ももっともっと色んなお話しを伺いたいと思うほど、楽しい時間を過ごすことができました。

 

終了後、透過式のハリオのドリッパーとフィルターを購入し、お土産で頂いたコーヒー豆を自宅に帰ってさっそく曳いて淹れてみましたが、こりゃ、相当な修行が必要とため息が出たコーヒー教室初級編の夜でした。

 K氏のコーヒーに対する深い愛情から、色んなことをお話しさ楽しい時間を過ごしました。

第1期工事完了!

7月30日(土)。夏空が広がり、暑い暑い1日と予測される中、本日は天井を黒く塗る作業が行われました。

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古民家風の雰囲気を出すため、ただただ、天井の杉板に黒の塗料を塗るだけの作業。 首が痛くなるのを我慢しながら、汗だくになりながらの作業です。
それにしても、施工前と施工後でかなり趣が変わりました。

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正面は、第二期工事で厨房機器を入れたら、壁で塞ぎます。

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厨房は第二期工事で仕上げます。

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今後、ガレージのコンクリートも取り除き、客土を入れて花壇を作ります。ワークショップにより、コミュニティ・ガーデンづくりを進める計画です。

 

第2期工事は10月中旬以降に開始します。壁を漆喰で仕上げ、1階と2階の間仕切り用のドアの取り付け、トイレの改装、薪ストーブの設置などを行います。

 

工事の途中では、親子を対象にした「塗り壁ワークショップ」や、里山の現状や自然エネルギーについて考え、里山保全活動を体験し、薪ストーブ料理を作る「薪ストーブワークショップ」などを随時開催し、3月の完成を目指しています。

第2期工事、楽しみです。

ところで、薪ストーブが本格的に稼働するのは、次のシーズンですかね~。

 

 

 

 

 

 

 

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大工工事は一先ず終了

梅雨明けで夏の青空が広がる7月29日(金)。

先ずは昨日の続きで、壁のラスボードに木ねじを入れて止めていく作業から始まりました。木ねじを入れると言っても、ドライバーで1つ1つねじ込んでいくのと訳が違います。

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エアーのマシンガンで、プスプスとあっという間に打ち込んでしまいます。

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私たちがツリーハウスづくりでトロトロとやっているのとは偉い違いです!!

続いて煙突の穴あけ作業が始まりました。

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円カッタードリルで、煙突の大きさに壁を切り取っていきます。

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はい、貫通。

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煙突を通すところに、断熱用のカバーを取り付けます。

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大工さんの仕事はこれで概ね終了。

余った時間に、柱を黒く塗る作業を行いました。

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漆喰を壁に塗るので、黒い柱はとても映えます。

そうそう、この長押の角も、匠の技で取り付けられていました。

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下から見ると、合わさっている部分は、45度に切って合わせているように見えますが、上から見ると、、、

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分かりますでしょうか?刻んで組み込まれています。こうしないと、木が反ってきたときに隙間が空いてしまうそうです。どうやって作っているのか、見当もつかない匠の技を見させていただきました。

昔、親方に曲尺やトンカチの柄で頭を叩かれながら教えられたとのこと。こういうさりげないところに技が隠されている、職人さんの世界は素敵です。長押を作ることが少なくなったということなので、この技も引き継がれていくのでしょうか。

 

さて、本日で第1期目の大工工事も終了しました。山形からやってきた2人の大工さん、ありがとうございました。娘さんの学校行事の鳥海山登山の保護者付き添い、頑張って下さい!!第2期工事もよろしくお願いします。

 

明日はアリュメールの社長と2名の社員の方により、天井を黒く塗る作業を予定しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

壁の下地張り

7月28日(木)。

今回の工事は、四畳半と六畳間の部屋の天井、床、お店のドアの取り付け、四畳半と厨房の間のカウンターと梁の取り付けで一先ず中断し、10月から工事を再開します。

 

というのも、今回、世田谷区の事業で、空き家空き室地域貢献活用という、空き家や空き室を地域に開くための改装に対し、改装費用の一部を最大200万円(耐震補強の場合300万円)助成するという事業に申請することにしたからです。この事業は、8月に助成申請締め切りで、9月に審査があり、審査に受かれば手続きをして10月の中旬以降に工事着工という内容のため、このまま工事を進めてしまうと助成対象範囲が曖昧になってしまうため、今回は解体と部屋の天井、床、壁の下地、梁とカウンターの設置までとしました。

 

当初は、助成申請をして、10月以降に工事を進めようと計画していたのですが、家の前の道路が下水道の付け替え工事で8月~2月に通行不可となるため、大きな部材の運び込みなどが出来なくなるのと、大工さんのスケジュールなどを調整し、急きょ、下水道工事が本格的になる前にやれる部分は進めることにしました。

 

本日、空き家空き室地域貢献活用の事業担当窓口である、一般財団法人世田谷トラストまちづくりの担当者と一級建築士が申請する物件が合法に建てられているかを確認ためやってきました。我が家は違法建築していないので、すぐに検査は終了しました。助成という性格上、違法建築に税金を拠出することは出来ないため、事前に検査を行われますが、仕方ないことではありますが、性悪説で検査される気分はあまり良い感じはしません。しかも、お役所都合により、助成対象期間が10月~3月までという、とてもタイトな工期となってしまい、助成を受ける側は苦労しているだろうと、推察されます。

 

さて、そういう訳で、今回の工事もいよいよ大詰めです。

本日は、壁の下地となるラスボードという石膏ボードを張る作業を行いました。

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ここに漆喰が塗られます。漆喰塗りの一部はワークショップにより、伝統的な建築工法の継承を図るため、地域の親子を対象に壁塗りを行う計画です。

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計画当初は、ここは長押と化粧柱を入れ、土壁を塗る予定でしたが、映像を投射したり、パネルなどを掲示したりと、壁を有効に使うため、漆喰塗りに変更しました。

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六畳間のこのコーナーには、薪ストーブを設置します。この壁は耐火煉瓦を張るのでラスボードは張りませんでした。

 

第1期工は来週の月曜日、とりあえず終了となります。