木は痩せる
2016年7月13日、工事3日目。
昨日までであらかたの解体工事が終わり、木工事が始まりました。
いよいよ、大工さんの本領発揮の仕事です!!
まずは、レイアウト上、今まであった柱を抜くので、梁を補強する
ために、3.5寸の新たな柱を入れます。
微妙な厚みをノミで削り、ぴったりの幅に揃え、レザーを使い
水平と垂直を見ながら柱を取り付け。
床が抜けているところは、断熱材を入れて、構造合板で塞ぎます。
合板用の木ネジは、板の中までググッと入るすぐれもの。
こんな木ネジがあるんですね。ツリーハウスづくりに参考と
なりました。
その後、天井づくりで、垂木をクロスさせ、合板を貼り合わせる作業。
合板を互い違いに貼るのは、木が暴れるのを少しでも防ぐことを
考えてのこととのこと。さすがプロ。
天井の合板を貼る前に、梁などに締め付けてあるボルトとナットの
緩みを見て頂きましたところ、あちこちでナットが結構緩んでいて、
締め直して頂きました。
スプリングナットだったから良かったけど、これが普通のナットだったら
ガタガタだったねと、大工さん。
ここまでリフォームしないと、気付かないっていうのも、何だか怖いこと
ですね。
これまで、地震や近くで大規模開発があったせいで、ナットが
緩んでしまったのですかね?と訪ねたら、いや、木が痩せたから
とのこと。
25年間、日本の四季を繰り返しているうちに、木はゆっくりと、
確実に痩せていきます。大工さんに言われ、ふと、林学を専攻した
大学時代の授業で、そんなことを学んだなと、心の中で苦笑いしました。