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都市に緑を増やす

薪カフェは、都会で自然エネルギーカーボンニュートラルな薪を使う暮らしを広めることで、里山を守ることを推進することと、地域のコミュニティを育むことを目的としています。

 

そこで、ガレージを改修し、そこにコミュニティ・ガーデンを作ることを計画しています。また、ガーデンを作ることにより、減少の一途をたどる世田谷の緑に対し、少しでも緑を増やす取り組みを進めていきたいと思っています。

 

改修は、左側のブロック塀を壊すのと、ガレージだったところのコンクリートをはがし、新しい土を入れ、お店の出入り口までに浸透性舗装材でアプローチを作ったら、コミュニティガーデンづくりに関心のある方を募集し、皆でコンセプトやデザインを考え、植栽していく予定です。

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世田谷区では、緑を増やす施策として、ブロック塀を生垣に変えたり、新たに花壇を造成したり、木を植えたりしたとき、費用の一部を助成する制度があるので、今回のガーデづくりでも、花壇造成や木を植える際に助成してもらおうと考え、担当窓口に連絡しました。

早速、助成の条件に合致しているか、担当職員が我が家を調べにやってきました。

色々話を伺っていると、この助成制度は、1軒の家につき、生垣か花壇か、シンボルツリー、いずれか一つの造成しか助成できないということでした。しかも、助成は1度きりということ。自分としては、今回は花壇をつくり、シンボルツリーの木を植え、数年後、お金に余裕ができたらブロック塀を撤去して生垣に変えようと考えていたのですが、合わせ技は出来ず、一度きりしか助成しませんと言われてしまいました。

 

しかたなく、花壇造成か、シンボルツリーかどちらが得なんだろうと検討したのですが、シンボルツリーは高さ1.5m以上2.5m未満の木で12,000円まで、高さ2.5m以上の場合は24,000円までということですが、2.5m以上の木となると、植えた後の手入れに手間がかかるため、そんなに沢山は植えられないので、助成を受けても大した金額になりません。

 

一方、花壇の場合は、植えます縁石の造成費として1mあたり2,500円、植え込み地の造成費として1㎡6,000円以内、ブロック塀撤去は1mあたり5,000円を助成するということですが、今回は、左手のブロックを壊し、全体的に緑が見れるようにし、アプローチ以外は花壇にする予定なので、そこそこ助成を得られると思っていたら、ブロック塀部分の内側はすでに花壇になっているので不可、庇の下は対象外のため、2階のベランダ部分の張り出しが庇に該当するので不可と言われてしまいました。つまり、ガレージ全体の面積-アプローチの面積-ベランダ下部の面積=助成対象範囲ということで、計算すると助成金額はほんの少し。緑化助成制度の総額は25万円と聞いていたので、業者さんへの支払いの大きな助けになると思っていたのですが、まったく当てが外れてしまいました。

 

以前から、この助成制度の利用者は少なく、毎年予算が余っているということを知っていたのですが、今回、その理由がわかりました。今の制度では、緑を増やそうと思わせるインセンティブが全くありません。これっぽっちの助成金額で、しかも細かい条件があり、造成内容が違っても、助成は1軒につき1度きり。ブロックやフェンス、コンクリートのガレージにしていたほうが、メンテナンス費用も掛からないので、わざわざお金をかけて生垣や花壇に変えようとい気持は高まりません。本気で緑を増やす気があるのか?と疑いたくなってしまいます。

 

世田谷区は、区政100周年となる平成44年までに、区内のみどり率を33%までに増やす「世田谷みどり33」運動を推進しています。本気でみどりを増やしたいのなら、利用者が少ない理由を考え、制度を改定する努力に期待します。