クロス張り完了
師走というのに、暖かい陽気が続き、外仕事の職人さんには大助かりのことでしょう。週明けの5日、6日の2日間、厨房と廊下、トイレのクロス張りが行われました。
それにしても、アリュメールの社長Yさんと膨大なサンプルを見ながら、それぞれの部分の壁、天井、床のクロスをどれにしようか、あーでもない、こーでもない、こんな感じでどうか?壁と天井のコントラストは?などと話し合い、何とか決めていきました。
厨房の壁は、なんとチョークを使える壁紙。今日入荷した食材などをさりげなく書いたり、本日のおススメなどを書いてお客さんに見てもらったらどう?とアリュメールの社長さんの提案。それは面白い!といことで決定。Y社長、自分よりこのお店の開店後ワールドが頭の中に(^^)
さて、今回のクロス屋さんも、もちろん埼玉の方。
何と自分がツリーハウスづくりなどの里山活動をしている埼玉県吉見町の隣の川島町の方で、ご夫婦でやって来られました。聞けば、クロス屋の奥さんは、生まれは世田谷の上馬だそうで、小学生の時に親が川島に新居を購入して引っ越され、そのまま川島在住のご主人と一緒になったそうです。
以前は若い人を雇っていたそうですが、言われたことしかやらないし、先を読んで仕事をする意欲もなくて、結局続かなくて辞めてしまって以来、奥さんが手伝っているうちに仕事を覚え、人件費も馬鹿にならないので、今では夫婦でやってると言って笑っておりました。夫婦で一緒のお仕事。羨ましい限りです(^^ ;)
さすがご夫婦、息の合った仕事で、奥さんが先に壁にかけてある物やネジなどを取り外し、下地の壁を平らに仕上げていく作業を進めます。その間にご主人はクロスを張る位置を決めて配管部分や柱の出っ張り部分を採寸して上手にカットし、糊をつけて張り付けて次々に張っていきます。
こんな状態の厨房が
こんな感じに仕上がりました。
床も、こんな感じで張り合わせていきます。
2ロールを使ったため、つなぎ目もプリントに合わせてしっかり揃えます。
糊を床に垂らし、ヘラでササ~っと均一に塗っていく様子はさすが、職人技。簡単そうに見えて素人ではできません。この糊は、乾いても木工用ボンドのように固くならないそうです。
最後は、床下収納部分を張って厨房は終了。
1日目は、ここで終了。翌日、トイレ、廊下周りの作業となりました。
作業2日目は、奥さんではなく、娘さんと2人でやって来ました。
いやいや、娘と一緒にお仕事。これまた何とも羨ましい(^^)
本日ですべて完了すべく、スピーディーに作業を進めると言っておられました。
午前中にトイレが終了。トイレは便器などがあって、とても張りにくい場所だそうです。スピーディーに仕事をすると言っても、昨日、奥さんが、うちの人は仕事を丁寧にしないと気が済まないので、他のクロス屋さんより時間がかかると言ってたとおり、急いでいても、トイレに午前中いっぱいかかる丁寧な作業でした。
お昼を挟み、午後は廊下部分の仕上げ作業。
まずは、客室からトイレに抜ける部分の廊下を仕上げられました。
客室からトイレに抜けるドア。客室側は全体を黒く色を塗り、廊下側は淵しか塗っていなかったので何故だろうと思っていたら、クロスを張る計画だったんですね。施主は細かい仕様をあまり把握しておりません(^^)
居住側の仕切りドア周辺は、既存のクロスに近いもので仕上げられました。
作業が終了したのは、夕方6時過ぎ。昨日も7時近くまでかかっていました。
今まで下地がむき出しだったところが仕上げられ、とても気分が高まります。
こんなに綺麗に仕上げても、その後、物が運ばれたり、違う業者が入って傷をつけられることもあるそうです。そうなると、クロス屋さん、ここ、傷ついてるよと言われ、その部分をやり直させられることもしばしばとか。
帰りの運転は、娘さん。運転させないと、覚えないからと、お父さんがやさしく誘導して車庫から車を出して帰って行きました。